ひさびさの読書タイム
すみません・・・
更新が滞っていました(誰も見ていない?)
夏は仕事が忙しくて
帰ってくるとすぐ眠くなっちゃうのです
そんな中ではありますが
昨日は頭をリフレッシュ休暇させ
本を読んでみました
「13歳からのアート思考」(著者:末永幸歩 出版:ダイヤモンド社)
アートとはなんだろう?と思っていた方に
その答え、というか考え方がわかる本だと思います
美術館に行って
絵画を見ることで教養を得る、ということも大事なのですが
そもそも絵画(アート)とはなんなのか
何のためにあるのか
ピカソの絵や、デュシャンの便器にサインをしただけの「泉」という作品が
なぜ評価を受けているのか
ウォーホルの大衆的なロゴを用いた作品がなぜ評価を受けているのか
そういうことの理解への手助けになる本です
「アーティスト」は誰でもなれる?
「アーティスト」というのは
ごく一部の才能のある方だけをさすのではないそうです
作者はそれを「タンポポ」のタネ、根、花に例えています
種から根をはり芽を出し、
イメージするような黄色い花を咲かすのは
一年のうちで1週間ほど(らしいです)
それ以外は、綿毛の状態や、葉だけだったり、根っこだけだったり
(ちなみに根っこは地中1メートルほどまで深く張り巡らされているそうです)
しかし、その期間がタンポポの重要な成長期間でもあるそうです
誰もが持っている自分の中の”興味”・”好奇心”・”疑問”という「タネ」の赴くまま
”探究心”を持ってその「根」を地中深く張り巡らせることで
表面上にきれいに咲く「花」=作品が、表現方法として姿を現す
しかし、それはあくまで”探究”して出てきた”結果”の一部であり
大事なのは自分の興味・好奇心・疑問を探究することだということです
そして、作者はアーティストというのをこのように言っています
「自分の興味・好奇心・疑問」を皮切りに、「自分のものの見方」で世界を見つめ、好奇心に従って探究を進めることで「自分なりの答え」を生み出すことができれば、誰でもアーティストであると言えるのです。
「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 (著者:末永幸歩 出版:ダイヤモンド社)
情報が溢れ、目まぐるしく変化する現在
一つの答えを探し、見つけ出したとしても
明日にはそれが正解ではない場合もあります
また、そんな時代で正解を常にキャッチアップしていくのは
確かに不可能に近いです
そこで、一つの正解を探し求めるのではなく
自分なりのものの見方で世界を見て、自分なりの問いを見つけ、
好奇心に従って探究し、自分なりの答えを持つこと
これこそ「アート思考」なのだと
大人になるにつれ
これといった趣味もなく過ごしてきた私ですが
自分が好きなもの、興味のあるのがなんだったのか
そして今、興味のあるもの、疑問に思うのは何なのか
そういう自分と向き合いながら、アート思考を鍛えていこうと思います
タイトルは「13歳からのアート思考」ですが
大人にも役立つ内容が盛りだくさん
逆に13歳がこの内容を理解できるのか?
そのくらいレベルが高くてわかりやすく、かつ学びに役立つ情報が満載です
芸術の秋、ではありませんが
一足先に”アーティスト・たぴお”を目指して
この本から学びを得て、自分なりのアート思考を鍛えていきたいと思います
たぴお
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